七等星
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模倣犯/宮部みゆき 
2006.08.10 Thu
『本当のことは、どんなに遠くへ捨てられても、
 いつかは必ず帰り道を見つけて帰ってくるものだから。』


良く言った!と褒めてあげたくなった1シーン。


ハードカバー上下巻の方を読みました。
背表紙見た第一印象『!』
上下とも700Pくらいで読み応えバッチリ。

出てくる沢山の登場人物の背景を
それぞれきっちり書いてるから長いのかな。
2部でちょっと長さにダレちゃったところもあったけど、
やっぱりそれぞれに掘り下げてあるから
面白かったんだなーと思います。
でもガソリンスタンドのバイトの女の子とかの背景は
別にそんなに詳しくなくっても良かったんじゃないかなと。
まあそんな事も大して気にならないくらい面白かったですが!

連続殺人事件もので、途中から犯人がだれだか分かってるのに
周りが気付かないという状況で
「だからソイツが犯人なのよー!むきぃ!」
ともどかしくってハラハラ。
そういう犯人を追い詰めてくシーンが一番面白いんだけどね。

視点がころころ変わって、警察から犯人、警察、被害者、
その他関係者と色んな人の視点で話が進むんだけど、
登場人物が魅力的な人が多かったです。
やっぱりキャラが好きになれると
思い入れも違うし話も面白く感じる~。
私的に有馬のおじいちゃんがピカイチに輝いてました。
ガミさん&篠崎の警察組みも好きだし
シンちゃんも後半になるにつれて頑張れ!と応援したくなるし、
高井家のエピソードなんて思い出すだけで鼻がツーンですよ。
しかし篠崎はへたれ眼鏡でかわゆいわぁ(*´ω`*)
このデスク組でまた別の事件の話とか読みたい。

以下はネタバレなので反転。


後半にピースが調子乗り始める辺りから
一気に読み耽っちゃいました。
シゲちゃんが氷川高原の別荘に気付いた時は
キター!て感じだった。

シゲちゃんは最初に出てきた時には
被害者遺族の気持ちより自分の都合のが上な感じで
あんまり好きじゃなかったけど、
利益だけじゃなくて人間的な思いやりも忘れずに、
最後にピースを追い詰めるシーンはすかっと爽快でした。
刑事が証拠を突き付けて解決じゃなくて
自分で「僕がやったんだ!」って言わせるところは
見せ場!って感じで面白かったです。

由美子は生き残ってピースと決別すると思ってたので
まさか自殺しちゃうとは(つ△T)うわーん
篠崎とくっつくと思ってたのに!
あまりにも高井家に救いが無くって、
ご都合主義でもいいから生かしておいて欲しかった。
そうすると奇麗事で終わっちゃうのかなー。
フィクションって分かってても
残された両親の事とか、高井一家が不幸すぎて切ないです。

ラストで気丈な有馬のおじいちゃんが泣くところも、
柿崎先生の「いい子だった。」のシーンも
じわーと泣きそうになりました。
それまでのカズのエピソードをちゃんと書いてるから
柿崎先生のあの一言だけで泣ける。

そんな感じで、感情移入しやすい面白い本でした。
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